Ginseisha,Japanの活動

台湾風俗誌資料室

更新情報

弊団体の対外活動状況の復活により、当面の間、このページの更新はストップとなります。(2023年2月11日)

台湾風俗誌 目次・PDFファイルのダウンロード

台湾人の出産(01-01)
台湾人の結婚(01-02)
台湾人の葬儀(01-03)
台湾人の年中行事(01-04) ※別紙(生誕日一覧)
台湾人の一日の起居その他(01-05)
台湾人の家屋(02-01)
台湾人の服装(02-02)
台湾人の用うる布巾類(02-03)
台湾人の頭髪(02-04)
台湾人の装飾品(02-05)
台湾婦人の纏足その他(02-06)
台湾人の食物(02-07)
台湾人の雑業(02-08)
台湾人の産業具(02-09)
台湾人の善良なる風俗(03-01)
台湾人の階級(03-02)
台湾人の乞食(03-03)
台湾人の花柳界(03-04)
台湾の演劇(03-05)
台湾人の武術家(03-06)
台湾の私刑(03-07)
台湾人の人身売買その他(03-08)
台湾人の養子及び契子(03-09)
台湾人の結拝その他(03-10)
台湾人礼用の帳その他(03-11)
台湾人の宴席その他(03-12)
台湾の店号(03-13)
台湾の新居その他(03-14)
台湾人の日用文子その他(03-15)
台湾の音楽(04-01)
台湾の雑念(04-02)
台湾人大人の遊戯(05-01)
台湾児童の遊戯(05-02)
台湾人大人の謎(05-03)
台湾人小児の謎(05-04)
台湾人の語呂合その他(05-05)
台湾人の一口噺(06-01)
台湾人の落語(06-02)
台湾人の伽話(06-03)
台湾の怪談奇話(07-01)
台湾人の俚諺(08-01)
台日俚諺対訳(08-02)
台湾蕃人の口碑(08-03)
台湾人が自然的現象に対する観念及び迷信(09-01)
魂魄に対する観念及び迷信(09-02)
台湾の巫覡(10-01)
驅邪招福(10-02)
匠工人の咒符及び普通人の符呪(10-03)
身体及び精神の異常に関する迷信(10-04)
事物の観察を異にせるより起こる迷信(10-05)
台湾の儒教(11-01)※第二節第1款・第2款・第3~8
仏教(11-02)
道教(11-03)
斎教一名吃斎人(11-04)
基督教(11-05)
神明会(11-06)
宗教的営造物(11-07)
本島囚人と宗教心(11-08)
台湾生蕃人の神明(11-09)
支那古代における宗教観念(11-10)
台湾の匪(12-01) ※改隷後のみ掲載
(台湾の匪乱)附記(12-02)
台湾の植物(99-01)
台湾の動物(99-02)
台湾鉱物その他(99-03)

PDFファイルの使用は自由です。引用は任意です。クレジットも必要ありません。もしクレジットを記載する場合は「Ginseisha,Japanのサイトより引用」などと記載いただければと思います。なお、文章を読みやすくするために、一部の漢字や送り仮名・句読点を適宜変更していますのでその旨ご了承いただければと思います。また、青文字もしくは※付きの(括弧書き)で書かれている部分は、自身のために書いた注釈ですので、コピー・アンド・ペーストで引用するときはその部分を削除いただければと思います。

台湾風俗誌について|關于台灣風俗誌

「台湾風俗誌」は、1921年(大正10年)に台湾で出版された台湾の文化・社会・習慣について書かれた書籍です。著者は片岡巌(Kataoka Iwao)、全1184ページ、日本語で書かれています。台湾人のみならず台湾先住民の記述も多数あり、当時の台湾社会が垣間見える内容となっています。

《台灣風俗誌》是,1921年(民國10年)在台灣出版的一本台灣文化、社會和風俗的書籍。作者是片岡巖(Kataoka Iwao),共1184頁,用日語寫成。不僅有很多關于台灣人的描述,也有很多關于台灣原住民的描述,讓人看到了當時的台灣社會。

Ginseisha,Japanからのメッセージ

Ginseisha,Japanでは、2019年の「昭和丙子台湾屏東之旅」の刊行後より戦前の台湾に関する学習会を定期的に開催しています。ここでは主に戦前の台湾に関する書籍講読を行っているのですが、そのなかで基本的な衣食住の把握が難しいという壁にぶち当たったことから、当時書かれた台湾の生活文化に関する日本語文献をあたりはじめるようになりました。そのなかで最も参考となったのは、片岡巌氏のあらわした「台湾風俗誌」です。この書籍には百年前(二十世紀初頭)の台湾の生活文化が非常に詳細に記述されていて、非常に参考になりましたので、一部をPDF化することといたしました。弊団体ではこのほか、戦前に書かれた「宜蘭民族考」をはじめ、「台湾土人物語」「台湾遊郭案内」「興味の台湾史話」等の講読も進めており、これらも機会を見て公開できればと思っています。いつになるかわかりませんが、「台湾土人物語」についてはリーフレットとしての刊行も予定しています。

ところで「台湾【風俗】誌」という書名より、現代の日本では種々の誤解が生まれてしまっているかもしれません。【風俗】という言葉がもっぱら性風俗を指すようになったのは1980年代以降であり、それ以前は生活文化全般に対して用いられる言い回しであったことを、自身の過去に誤解した経験より申し上げたく思います。

なお、このページ(台湾風俗誌資料室)のPDFファイルは自身の記憶のためにこつこつと書きあらわしたものです。興味や関心のある分野から順次あらわしていますので、もしかすると皆さまが読みたいと思っている部分の翻刻が大幅に遅れたり、途中で翻刻作業が中断したりすることがあるかもしれません。幸い、台湾の国家図書館でデジタル・アーカイブとして公開されていますので、そちらもお読みいただければと思います。(代表世話人・松尾)